入学式の保護者の服装は洋服がほとんど。
またその中でもブラックフォーマル姿が多いそうですが、お子さんの晴れ姿、思い切って和服スタイルに挑戦されてみても良いのではないでしょうか。
ただ、着物はやはり少数派で、それだけで目立ちますよね。
主役はあくまで子どもたち。
入学式の「訪問着」の着こなしのポイントをまとめてみましたので、参考にしてみてください。
そもそも入学式にふさわしい着物の種類って?
着物の中でも、正装とされる種類に「訪問着」、「色無地」、「色喪服」、「付下げ」の4種類があります。
色喪服はお通夜や法事に着用するものなので、入学式には「訪問着」、「色無地」、「付下げ」をまといます。
中でも「訪問着」が一番各上です。
ただ、入学式は子供が主役なので訪問着ならちょっと控え目に映るものがいいですね。
訪問着って何ですか?
略礼装の社交着として一般的です。
古典的なものから豪華な絵柄、モダンな抽象柄とさまざまな種類があります。
「付下げ」や「小紋」に比べて少し派手になりがちではあります。
帯は着物より格を一段上に合わせることが大切です。
着物が濃い色なら帯は淡色。多彩な色使いなら他方は単彩、大柄と小柄の取り合わせ。帯と着物は、違うタイプの組み合わせが基本です。
▼訪問着
参照元:item.rakuten.co.jp
訪問着ってどうやって選ぶの?
訪問着の色や柄など選び方についても気になりますよね。
入学式に合うカラーや柄など注意点やオススメはあるものなのでしょうか?
入学式なので、なるべく落ち着いた色合いにしましょう。
クリーム色、ピンクなど明るい色を着る方が多いようです。
帯は重厚過ぎないものを心得ておけば良いでしょう。(袋帯か、織りの名古屋帯など)
昔は色無地に黒の羽織が定番でしたが、黒羽織は今どきあまり見かけません。
ただ、もしかしたら地域性で着る習慣が残っているかも知れませんので周囲に確認したほうがよさそうです。その場合は真っ黒よりも絵羽の黒羽織のほうがお祝い向きだと思います。
羽織の色をもう少し華やかにして、着物の色に合わせた色無地の紋付羽織などいかがでしょうか。
また、羽織のかわりにコートやショールを着物に合わせて選んでもよいでしょう。
とにかく、着物の色は入学式ですから春らしい明るい色がいいと思います。
訪問着にあわせる草履の色や素材は?
あわせる小物にも格がありますので、注意してくださいね。
半襟も基本は白が礼装。色半襟は外出着や普段着用です。
第一礼装は白ですが、準礼装の「訪問着」、「付下げ」などには白色や淡い色の刺繍半襟も合わせられます。
ただ、入学式の主役はお子さんなので、淡い色目の刺繍半襟よりも白や白地に白の刺繍の施されたぐらいの刺繍半襟の方がすっきりと見えるかもしれません。
草履にも格があります。
第一礼装の黒留袖や色留袖に履くのが佐賀錦。
「訪問着」は金台・銀台です。
鼻緒次第で礼装にもカジュアルにも使えるのが白。
入学式には白っぽくて台の高いものを選ぶとすっきりまとまります。
全体的にふんわりとまとめられると春っぽくていいですね。
訪問着を着ていくなら早め早めの準備が必要です
いかがでしたでしょうか?
入学式に訪問着を着てみようと思われたのではないでしょうか。
訪問着を購入・レンタルするのも事前の予約や準備が必要と思います。
お早めのご準備をお勧めします。
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