自分で着物の着付けをしようと思っても、はじめての方だとなかなかむずかしいですよね。
ただいざ勉強しようと思っても文章だけだと、なかなかイメージが湧きづらいと思います。
そこで今回は着付けのイメージを掴んでもらうために、着物の着付け動画をまとめてみました。
はじめて着物を着てみようと思っている人は、ぜひこの記事で紹介している動画を参考にしてみてください。
それではステップごとに一緒に観ていきましょう。
【ステップ1】まずは必要な準備をしましょう
着物の格部分の名称や必要な準備物など、実際に着付けを始める前に必要な準備についてまとめておきます。
もうすでに着物教室などで名称を教わっていたり、祖母や母親から一通り必要なものを譲ってもらったという方は、このステップを飛ばしてもらっても構いません。
ほんとにゼロから理解したいという人は確認しておきましょう。
着物の各部分の呼び方を理解しましょう
着付けの動画を見ていると、掛衿(かけえり)や袂(たもと)など、たくさんの専門用語が登場します。
毎回わからない単語を調べながらだと、どうしても肝心な着付けの方に集中できません。
なのでまずは各部分の名称を覚えてしまいしょう。
着付けに必要な小物を準備しましょう
続いて、必要な小物についてです。
着物の着付けにはたくさんの小物が必要になります。
例えば帯まくらのように、そもそも手元にないと着付けができなかったり、汗取り襦袢のようにあると便利なものまで様々です。
必ずしもすべてを取り揃える必要はありませんが、可能な限り用意しておくと良いでしょう。
仕立て衿を長襦袢に縫い付けましょう
このステップの最後は苦手な人が多い仕立て衿の付け方についてです。笑
今はうそつき衿なんていう商品も存在しますが、使用感はあまり良くないそうなので、やっぱり覚えるしかなさそうですね。
面倒くさがらず、きちんとできるようになっておきましょう。
【ステップ2】専用の下着を着ていきましょう
洋服と着物(和服)では下着もまったく異なります。
肌襦袢や裾よけなどの専用の下着を着る必要があるので、着物の着方をみる前にそちらを確認しておきましょう。
肌襦袢と裾よけを着ていきましょう
着物は洋服と違って丸洗いができないため、着るときは汗やよごれから守るために肌襦袢と裾よけという専用の下着を着る必要があります。
これらが汗やよごれを吸ってくれるので、着物本体が傷んでしまうのを防いでくれます。
着物を長く大切に使っていくためにもきちんと着方を覚えておきましょう。
長襦袢を着ていきましょう
肌襦袢と裾よけを着た後は、先程仕立て衿をつけた長襦袢を着ていきます。
長襦袢の他に二部式襦袢や半襦袢などもありますが、まずは一番オーソドックスな長襦袢をきちんと着れるようになっておきましょう。
こちらの動画もわかりやすく一通り長襦袢を着用するところまでを確認することができます。
伊達締めをしましょう
長襦袢を着た後、胸元と襟元を整えるために伊達締めをしていきます。
着物を着た後にもおはしょりの形を整えたり、衿合わせがずれないようにするために、伊達締めを行います。
ただ基本的には同じやり方なので、こちらの動画で覚えてしまいましょう。
またこちらの動画では長襦袢の着方から帯の締め方まで一連の流れで載せています。
【ステップ3】着物を着ていきましょう
さて、このステップではいよいよ着物の着方と帯の結び方を確認していきます。
ステップ1でみた着付けに必要な小物が用意できているか、あらためて確認しておきましょう。
着物を着ていきましょう
いよいよ着物の着方を見ていきましょう。
衿合わせなど慣れないうちは難しいので、手伝ってくれる人がいたらはじめはサポートしてもらうのがいいでしょう。
こちらの動画では帯がけを用意しておいて、一人で着やすいようにしていますね。
着付けをした後にうまく切れていないと思ったら、以下の動画を見てみるといいでしょう。
着付け後のチェックポイントを整理してくれています。
着物の中でもうまく整えることが難しいですが、とくに気をつけないとだらしなく見えてしまうのがおはしょりです。
以下の動画ではそのおはしょりにしぼって、整え方を丁寧に解説してくれています。
帯の仮だたみをしていきましょう
帯は結ぶ前に仮だたみをしておくと着やすいので、こちらの動画を参考にしながらあらかじめ準備しておきましょう。
また帯の種類も名古屋帯、袋帯、半幅帯とありますが、まずは普段着によく使われる名古屋帯をみていきます。
お太鼓の結び方を覚えましょう
最後の仕上げですが、名古屋帯ではよく行われるお太鼓の結び方を覚えましょう。
二重太鼓や文庫など他にも結び方はあるので、基本のお太鼓をマスターしたら、そちらもできるようになると良いですね。
こちらの動画では二重太鼓の結び方をご紹介しています。
慣れてきたらこちらの結び方にもチャレンジしてみましょう。
動画だけじゃわからないという方は
今回はできるだけ簡単に着物着付けのイメージを持ってもらうために、おすすめの着付け動画をご紹介いたしました。
ただやっぱり初心者の方だと、完璧に理解するのはむずかしいと思います。
動画だけだとよくわからないという方は、実際に着付師さんのいる着物屋さんに行ってみるのがおすすめです。
着物あきではベテランの着付師が実際に着物の着付けを行っております。
着物を着る機会がなかなか無い方にもレンタルで楽しんでいただくことができるので、着物を楽しんでみたいという方は是非お気軽にお越しください。
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