本当にわかってる!?着物の正しいたたみ方をマスターしよう♪



出典:http://www.yamamoto-museum.com/parmanent/ukiyoe/

最近街中や結婚式など、和装姿を見かけることが増えてきましたよね。

昔ほど敷居が高くなく、若い方でも気軽に着物が手に入るようになったことも影響していると思います。

マイきものを既にお持ちである方も多いかと思いますが、みなさん、着用したあとの正しい処理ってご存知ですか?

せっかくの美しい着物でも、保管状態が良くないためにしわくちゃだったり、変な折り目がついてしまっていては台無しです!

大切な着物をより長く着続けるために、適切な保管方法は学んでおきたいものですよね。

そこで今回は、きものの正しいたたみ方について、まとめてみました。

ぜひ、あなたのきものライフを楽しむべく、今いちど確認しておいてくださいね!

着物のたたみ方をマスターしよう♪

自己流の間違ったたたみ方は、シワをつくってしまう原因になり、着付けにも影響するだけでなく、見た目も不格好になってしまいます!
正しい着物のたたみ方をマスターするべく、今回は、「本だたみ」「襦袢だたみ」について画像で説明したいと思います。
手順と方向をきちんと守ってたたみましょう。

〜本だたみ(訪問着・小紋・色無地・紬・浴衣)編〜

本だたみは一般的なたたみ方で、縫い目に沿ってきちっと一枚になるように平らにたたむものです。

染め、織りを問わず、ほとんどの着物はこの方法で保管しましょう。


出典:http://www.sgm.co.jp/useful/foldup/index.html

①衿肩あきを左にして平らに広げ、下前身頃の脇縫いを折ります。


出典:http://www.sgm.co.jp/useful/foldup/index.html

②おくみを衿肩あきから裾まで斜めに折り返します。


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③衿の肩山のところから斜めに中に折り込んで、衿を合わせます。


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④上前脇縫いを下前の脇に重ねて、背縫いをきちんと折ります。


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⑤左袖を、袖付け線より少し身頃に入ったところで折って、身頃に返します。


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⑥下側の袖(右袖)を身頃の下に折ります。


出典:http://www.sgm.co.jp/useful/foldup/index.html

⑦身頃を衿下から二つに折ります。物差しを入れるときれいに折れます。

あとはたとう紙に包んで収納してください。


★徹底図解!着物の衿のたたみ方★

難しいとのお声が多い、衿のたたみ方。さらに詳しく図解したいと思います!
きものは、衿をキチンとたたむのが決め手です。
きちんと処理できていないと変な折りジワがついてしまいますので注意しましょう!


出典:https://allabout.co.jp/gm/gc/220616/2/

①首元部分を内側に折りこみます。


出典:https://allabout.co.jp/gm/gc/220616/2/

②赤線部分の縫い目を中心に、★印を合わせるようにたたみます。


出典:https://allabout.co.jp/gm/gc/220616/2/

③内側で図のようにたたまれていればOK!


〜襦袢だたみ(長襦袢・コート)編〜

長襦袢をはじめ、半襦袢などの襦袢類のたたみ方ですが、和装コートもOKです!


出典:http://www.sgm.co.jp/useful/foldup/index.html
①肩を左に置いて平らに広げ、左右の前身頃を折り重ねます。


出典:http://www.sgm.co.jp/useful/foldup/index.html
②下前身頃の脇の縫い目を身巾中央の衿に少しかかるくらいに折り、袖はもう一度外側に向けて、袖口が身頃から出ないように折りたたみます。


出典:http://www.sgm.co.jp/useful/foldup/index.html
③上前身頃も同じように折り、左袖も右袖に重ねて折り返します。
最後に、裾を肩山まで折り返し丈を2つに折って完成です。


〜たたみ方のポイントとコツ〜

ポイント1*たたむための場所を確保しよう!

明るく、十分なスペースを確保できるところで、まず床や畳をきれいにしましょう。
また、十分な場所を確保できていないと、たたみづらいだけでなく、シワなどの原因になります。

ポイント2*たとう紙を敷きつめよう!

きものに汚れやホコリがついたり、スレなどを起こさないように、念のためたとう紙を床に敷き詰めましょう。

ポイント3*着物の方向は統一しよう!

いずれのたたみ方の場合も、左手側に衿肩、右手側に裾がくるように置きます。
美しく、手早くたたむためのポイントです!

ポイント4*晴れ着や礼服の模様部分と紋には、薄紙をあてる!

訪問着など箔や刺繍または紋入り、落かんなどが入っているものは、こすれて傷まないように薄紙をあててたたみます。

ポイント5*シワに気をつけながらたたもう!

縫い目やおり目を合わせるとき、生地が波打っているときに、軽く手でなでるようにしてシワをのばすこと。
次回シワのない、美しい着物を着るためのポイントです!


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いかがでしたか?
きものは洋服と違ってすぐハンガーにかけて終わり!というわけには行かない分、手塩にかけた愛着がより一層湧いてきそうですよね。
慣れるまではうまくまとまらなかったり時間がかかったりしてしまいますが、回数をこなすごとにだんだん慣れてくると思います。

着物を末長く、美しく着るために、正しいたたみ方をマスターすることは必須です!
それぞれのたたみ方をマスターして、ますます「きものライフ」を楽しんでみてくださいね。

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