現代では着物を着る機会が少なくなっているとは言え、インターネットで着物の事を検索する方は多いように思います。また、着物関係のサイトも数多くあります。今回は、着物初めてさんでもこのサイズさえ知っておけば！という内容です。
着物を仕立てる場合、リサイクル着物を購入する場合、レンタルする場合、それぞれありますが、自分の体のサイズの三か所は確実に頭に入れておきたい部分があります。それが身幅、着丈、裄です！いえ、もっと言えばこの三か所のサイズさえ知っていれば着物ができてしまうのです！このように身幅、着丈、裄が分かれば着物が初めての方でもピシッと着ることができるのです。一度自分の正確な寸法を知っておけば、色々なシーンで活用できますのでこれを機に是非測ってみてくださいね♪
★着物の特徴
まず、着物の特徴を知っていただきたいのです。
ウィキペディアでは、
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衣類を大きく分類すると、ヨーロッパの衣服のように身体を緊密に包む窄衣(さくい)型と、身体に布をかけて着る懸衣(かけぎぬ)型の2つに分けられる。和服は後者であり、長着を身体にかけ、帯を結ぶことによって着つける。
洋服は曲線で裁たれたパーツを組み合わせ、立体的な身体に沿わそうと造形されるのに対し、和服は反物から直線で切り取ったパーツを縫い合わせた平面構成により造形される。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%92%8C%E6%9C%8Dより引用
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このように、着物には縫い目がいくつかあり、その縫い目が着物を選ぶときや着付ける際、重要になってきます。
★着物の名前いろいろ。
着物各部にはそれぞれ名前があります。あまり耳にしない難しい名前がいっぱいありますが、一応載せておきます。その中でも重要な部分は身幅、着丈、裄になるのです。
出典：http://www.somesho.com/wasai/text50/101.html
★身幅とは。
上の図の各部の名称では身幅という名前がないけど・・・？と思いますよね。ややこしいのですが、身幅とはヒップのことで、腰回りの最も出たところのことを言います。上の図の裏側の図を見てください。どんな着物でも背中心と言って、体の中心に真っすぐ縫い目があります。この縫い目から左右に背面にあたる部分が後幅と言います。サイドから前にも縫い目があるのですが、その部分が前幅と言います。残りの前部分が衽幅（おくみはば）と言います。
身幅＝後幅×2＋前幅＋衽幅（おくみはば）
ということになります。ただ、着物を着るときは肌襦袢などを着るので、自分の体ぴったりに測ったものだと少し小さくなってしまいます。
すこし時間が長いですがとても分りやすく説明しているので、身幅のことをもっと知りたい方はこちら↓をご覧ください。
出典：https://www.youtube.com/watch?v=7cSZDohFdp8
★着丈とは。
着丈とは長襦袢やコートをつくる（仕立てる）際に必要な寸法です。身長の１００分の８０から８３を基準とします。実測する場合は、首の付け根（首のぐりぐり）から床までをまっすぐに測ります。着丈におはしよりを足した寸法が身丈になります。
http://www.kimonoclub.info/2006/08/post_148.htmlより引用
★着丈と身丈の違い。
http://www.wahuku.com/free_9_9.htmlより引用
図を見て頂ければ解かると思いますが、着丈＋おはしよりということです。
★おはしよりとは。
帯の下の部分がおはしよりです。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q14112393489より引用
※男性の場合はおはしよりは作りません。
★裄とは。
裄は、着物の背縫いから袖口の長さまでのことをいいます。
着物を購入もしくはお仕立てする際には必ず実測する箇所でもあります。肩幅と袖幅を加えた寸法が裄になります。
http://www.kimonoclub.info/2006/08/post_87.htmlより引用
★自分の着物サイズ
自分の基準のサイズを知ることで、いろいろな着物を着こなすことができます！
↓こちらの動画も分りやすく説明しておりますので是非ご覧ください。
出典：https://www.youtube.com/watch?v=R6HK5pW_LJk
いかがでしたか？着物は布を巻き付けるからサイズはあまり考えないでいい！と思っている方がほとんどかもしれませんが、着物だからこそサイズをよく考えたいものです。ありがちな失敗は、着付けした際に背中心が帯から上と下でラインがずれてしまっていることです。これは着物のサイズがあってないという事を周りのみんなが見てわかってしまうことなので恥ずかしいですよね。。。自分に合った着物を選ぶことで、着物の柄の見え方や全体像ががらりと変わってきてしまうのです！せっかくの着物、ピシッと着たいですよね！！是非自分のサイズを知ってくださいね！
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