留袖とは聞いたことはあるけれど具体的にはどのような場面で使われているのか知らない方も多いと思います。
留袖は比較的フォーマルなシーンで使われることが多く、訪問着などと比べると上品な印象がある着物です。
主に結婚式によく着られることが多く、新郎新婦との関係や着る人が既婚か未婚かなどによって着物が変わってきます。
・留袖ってどんな着物?
・留袖の種類はどれくらい?
∟黒留袖
∟色留袖
・留袖はいつ着る?おすすめの利用シーンは?
・留袖を着るときの注意点
∟着こなしのマナー
∟使用後のお手入れ
・留袖についてのアドバイス
留袖ってどんな着物?
留袖とは昔、結婚した人が振袖の長い袖を脇下の開き部分を縫い付けて短くしたものを留袖と呼ばれていました。
現在では、袖が短く裾のあたりだけに模様が入っている着物を留袖と呼んでいます。
そして昔は着物に重厚さを出すために重ね着するのが普通ですが、
現在では着やすさから比翼仕立てという重ね着して見える仕立て方が主流になりました。
留袖の種類はどれくらい?
留袖は大きく分けて黒留袖と色留袖に分けられます。
結婚式などのシーンにおいて、それぞれ着る人の立場などが影響して着ますので確認しておきましょう。
黒留袖
出典:https://www.pinterest.jp/pin/424464333609431623/
着る機会としては結婚式で着ることがほとんどでしょう。
黒留袖は新郎新婦の親しい親族で結婚している人が着る着物です。
未婚の方は基本的に黒留袖を着ることはなく、既婚女性の着物の中では、一番格式が高い第一礼装にあたる服装です。
色留袖
出典:https://www.pinterest.jp/pin/131730357831492726/
結婚式では、新郎新婦の遠い親戚が着ることの多い着物です。
親しい親戚の方でも黒留袖は地味すぎると感じる若い方は色留袖を着る場合もあります。
色留袖は黒留袖と違い未婚女性でも着ることができます。
親族以外にも友人として呼ばれている人も着ることができます。
未婚女性で年齢的に振袖は厳しいと感じる方でも色留袖なら着れると思います。
色留袖は結婚式以外にも着ることがあり、格式のあるパーティーやお茶会などにも着ることができます。
留袖はいつ着る?おすすめの利用シーンは?
留袖を着る機会としては、ほとんどが結婚式になると思います。
着物の集まりやサークルに所属していたりするとあるかもしれません。
留袖を着るときの注意点
着こなしのマナー
歩幅を小さく内股気味にあるきましょう。
背筋を伸ばして膝頭をすり合わせるイメージです。
この時に草履を引きずらないように気をつけ、
右手を上前において着物の裾がめくれないようにしましょう。
使用後のお手入れ
留袖を着た後は必ずお手入れをするようにしましょう。
お手入れをサボるとせっかくの素敵な留袖を台無しにしてしまいます。
必ず、陰干しをするようにしましょう。
陰干しは、和装ハンガーにしっかりかけ、直射日光の当たらない風投資の良いところに干します。
時間は半日〜1日以上干すようにしましょう。
そして、干す時に汚れの有無を確認するといいでしょう。
特に注意するポイントは、・襟元・胸周り・袖口・裾が汚れやすいのでよく注意してみてみましょう。
もし、汚れを見つけたら早めに対処することが大切です。
自分で対処できない場合は着物クリーニング店にお願いしましょう。
留袖についてのアドバイス
色留袖と訪問着の違い
色留袖と訪問着の違いをご存知でしょうか?
色留袖は裾にしか模様がなく、訪問着は着物全体に模様が入っています。
色留袖は、紋の数によって格式が変わってきます。
一番格式の高い五つ紋から一つ紋まであり、一つ紋と三つ紋は略礼装と言われ訪問着と同じ格式として着用されます。
訪問着は留袖よりもカジュアルな着こなしができます。
卒業式や入学式、お宮参りなど多くの場面で使用されます。
いかがでしたでしょうか?
黒留袖や色留袖は格式が高く結婚式などすこしかしこまった場面でないと着づらいかもしれません。
ちょっとしたお出かけに着物を着たいと考えている方は、訪問着や紬などを調べてみてはいかがでしょうか?
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