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結婚式の主役は新郎新婦ですから、ゲストとして振袖を着て出席する場合のヘアスタイルは目立ちすぎないようにすることが最低限のマナーです。
ショートヘアの場合はすっきりと髪飾りでまとめるのがおすすめです。
ロングヘアの場合はスタイルとしてはシンプルなアップスタイルが基本です。
卒業式では振袖と袴を合わせたダウンスタイルやハーフアップスタイルをよく見かけますが、派手になりすぎることがありますのでやめた方がいいでしょう。
着物を汚さないように
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振袖を着る場合のヘアセットは、出来るだけ着付けの前に行うのがいいでしょう。
着付けを済ませてからヘアスタイルのセットを行うと整髪料が付いて汚れてしまったり、整髪料によっては着物を傷めてしまう可能性があるからです。
汚れた着物で結婚式に出席するのはマナー違反だし、何より自分の気持ちが落ち込みますよね。
着物の場合は一度汚したり痛めてしまうと元に戻すのが大変です。
クリーニングに出したり、専門店に修繕をお願いすることになりますが、技術が必要になるため料金も普通の服とは違い高額になることが多いでしょう。
そういったことを避けるためにも着付け前にヘアセットを済ませておきましょう。同様の理由でメイクも先に済ませておく方がいいですね。
ただしヘアセットをした後の着替えは頭を通して脱ぐことが難しくなりますので、前開きの服を着ておくか、寒くない環境であればあらかじめ脱いでおくことをおすすめします。
振袖では洋装で出席する場合に比べて着付けに時間がかかりますので出席時間に遅れないよう余裕をもって準備をしましょう。
特に朝早くからスタートする御式の場合は要注意です。美容室で着付けやヘアセットを頼む場合は、早朝でも予約を受け付けてもらえるか確認しましょう。
髪飾りの選び方
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振袖のヘアスタイルではシンプルにまとめて髪飾りを付けるのもおすすめです。
決して大振りの目立つものではなく、華やかなでもシンプルに控えめに、というのがポイントですが、他にも気を付ける点がいくつかありますが、まずは生花をつけるのはNGです。
生花を身に着けるのは主役の花嫁さんだけです。
そして花嫁さんの象徴である白をゲストが身に着けるのもマナー違反とされています。
また、垂れ下がる花をモチーフにした髪飾りも素敵ですが、揺れ動く様子が不安定さを連想させるので結婚式には不向きとされています。
選び方としては、着物の色をベースにそれに合わせたものをチョイスするのが基本です。
赤い着物であれば赤の花飾り、黄色の着物であれば黄色のかんざし、というように全体に統一感を持たせるよう意識して選びましょう。
少し上級のテクニックとしては着物の色ではなく、着物に施された文様の色や雰囲気に合わせるというテクニックもあり、とってもおしゃれです。
着物の色柄を踏まえずに自分の好みだけで選んでしまうと、アンバランスな仕上がりになってしまう可能性があります。
振袖を素敵に着こなすためには、着物だけでなくトータルコーディネートが大切ですから、髪飾りも慎重に選びましょう。
髪飾りの種類
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髪飾りには、コサージュにかんざし、玉かんざしや飾り櫛など多くの種類がありますが、和装のヘアスタイルに合う髪飾りにはお花が使われているものが多くあります。
コロンとしたかわいらしい形のマム、華やかで気品あふれるダリア、さわやかで和の雰囲気をまとったあじさい、これら単品のものもありますが、
いくつかの種類を組み合わせて華やかに作ってあるものも多く、着物を着たときにこそ使いたい髪飾りですね。
また、かんざしも木製や金属製のもの、べっこうやプラスチック製など、素材も色、形も様々ありますので、着物の色や雰囲気に合わせたものを選ぶと統一感が出て素敵な着こなしができます。
髪飾りはアップスタイルにもショートヘアの場合にも使えますが、結婚式のゲストとして出席する場合はその場にふさわしいものを選ぶのがマナーです。
大きすぎるものは新郎新婦と写真を撮る際に目立ってしまいますので小ぶりのものが適切です。
また、生花を使っているもの、白色のものは大きさに関わらず花嫁だけが身に着けるものとされていますので、絶対に避けましょう。
また、式や披露宴の最中に取れたり乱れたりすることにないように、しっかりとピンなどで固定しておくといいですね。
まとめ
振袖を身に着けるのは成人式や卒業式の他には結婚式くらいでしょうか。
一生のうちで数回しか着る機会がありませんので、せっかくですから美しく着こなしたいですね。
また、周りの人にも素敵だなと思われるようにマナーにもしっかりと気を付けたいものです。
特に結婚式では、主役の二人を引き立てるように、でもお祝いの席ですから地味にならないように、
控えめでありながらも華やかで気品を感じるような着物やヘアスタイル、髪飾りを選ぶようにしましょう。
個々のアイテムを選ぶ際には、好みを優先して個別に選ぶのではなく、トータルコーディネートとして統一感のある仕上がりになるように気を付けましょう。
きっと新郎新婦にお祝いの気持ちが伝わりますよ。
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