七五三で知っておくべき!帯揚げ、帯締め、しごきについて



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七五三は子供の成長をお祝いする行事です。地域により若干の違いはありますが、男の子の場合は3歳と5歳、女の子は3歳と7歳のときに祝います。

正式には数え年で祝いますが、最近は満年齢で祝うのが増えてきました。

11月15日が記念日ですが、その前後の週末に祝うことが一般的です。

それぞれの年齢で祝い方には違いがあり、3歳のときは髪置きといい5歳は袴着と言います。

7歳のときは帯解です。子供は正装に着替えて神社や寺に詣でます。

帯揚げとは


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七五三といえばやはり着物と帯を付けた可愛い子供がメインです。

元々は子供が無事に成長し、大人の着物が着用できるようになったことをお祝いします。

一生の思い出になりますから着付けには気をつけたいですが、どんなポイントに注意すれば良いでしょうか。

着物の良し悪しを決定するのはと帯揚げと帯締めです。まずは帯揚げについて解説します。

帯揚げは帯の上に来る小物で帯の形が崩れないようにするものです。

あまり目立たない部分でありますが、ここに印象的な色を使うことでアクセントになり印象をアップできます。

簡単な着付け方法を紹介すると、まず帯揚の先を10〜15cmほど折り返して飾りをゴムで止めます。

反対側も同じように止めてください。

そして本結びで結びます。本結びはまず帯の長さを同じくらいに調節し、右側の帯揚を脇の方から広げます。

そして幅に従い三つ折りか四つ折りに畳んでください。左側も同じように畳みます。

折り目が崩れないよう左側を上にして重ね、帯揚を下から上に通して結び目を立ててください。

結び目を整え、帯揚の右に折りながら空間を作り下からくぐらせます。

帯締めの輪に入れて結び目が俵状になるよう引き締め、余った結び目は帯の間に入れて、左右も帯にかからないようにすると完成です。

帯締めとは


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帯の大部分を支えているのは帯枕と帯締めです。

そのため帯を安定させるためには帯締めはいちばん大切なポイントと言っても過言ではありません。

着物に使う紐の中では一番強く結ぶ部分です。

帯締めは緩んでしまわないように押さえつけながら手順を踏んでいくため、はじめての人にとっては少し難しいかもしれません。

結び方を解説すると、まず帯の長さを左右均等に揃えます。

左側を上に重ねるように交差させ、下から上に通してください。

結び目を作り、結び目を指で押さえながら大きな輪を作りましょう。

結び目を折り上げて輪の中へ下からくぐらせます。

そして交差しているところを押さえながら、左手で引き締めてください。

一本の紐に見えるように重ねて房を脇で挟み込み、帯幅の真ん中に来るように調節すると完成です。

帯留めを使う場合は本結びをしてから、太鼓結びのなかに隠れるように回し帯留め自体は前に来るようにしてください。

七五三で試してもらいたい簡単なアレンジ方法もあります。

白詰草(しろつめぐさ)は人気のあるバリエーションの一つで、揃えた房が可愛い結び方です。

香雅はキリッとした印象を与える結び方になります。

本結びの応用でできるため簡単です。

白詰草は丸型に適しており、香雅は平型に適しています。

しごき(志古貴)とは


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しごき(志古貴)とは七五三さんや花嫁衣装に用いられる帯の飾りのことです。

帯の下に巻いて後ろに垂らして使います。

単色系のシンプルなものが多く、着物に華やかさをプラスしてくれる飾りです。

もともと志古貴は女性の身長に合わせたものであり、外出のときに着物をたくし上げるために使用されていました。

一幅の布を適当な長さで切り、扱いて(しごいて)使用したことから「扱き」とも表記されます。

明治時代になるとたくし上げるのは腰紐に取って代わられ、志古貴は装飾となりました。

七五三で使われる志古貴は房がついているものが多く色は単色染めです。

志古貴はちょっとした小物ですが帯の後ろで大きな蝶結びを作るため、インパクトは大きく志古貴一つで全体の印象は大きく変わります。

選ぶときは着物と帯とのコーディネートを重視して選んでください。

ちなみに着物や帯の邪魔はしないのでコーディネートしやすい小物です。

志古貴は赤や黄色など単色系が人気で、花柄が装飾されたものもあります。

帯揚げの色と合わせると印象はまとまるでしょう。

長さは大人用と子供用で違うので気をつけてください。

大人用は3m以上で、子供用は2m50cmくらいのものが一般的です。

まとめ

今回は帯締めと帯揚げ、しごき(志古貴)について解説しました。

この3点は小物になりますが、ここにこだわることで着物全体の印象は大きく変わるので、ぜひ検討してみてください。

子供の成長というのは目まぐるしく、一瞬一瞬がかけがえのない時間で目が離せません。

3歳から7歳というのは一番可愛い時期と言っても過言ではなく、七五三は家族にとって大切な記念日の一つであり、

子供の成長アルバムのハイライトと言ってもいいでしょう。

着物を着ている子供というのは可愛いものです。

日本ならではの晴れ着は祖父や祖母も喜んでくれるでしょう。

着付けは手間がかかりますが、滅多なことでは着られないため、こだわることで記念日がより大切な思い出に残る一日となるはずです。

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