これから着付けをしてみたいと思ってもなにから準備していいのか、何が必要なのかいまいちわかりませんよね?
そこで今回は、はじめて着付けを行う際に必要な道具を一式ご紹介致します。これから着付けを習おう、自分で着付けをしてみようとお考えの方はぜひ参考にしてみてください!
着付けの事前準備
保管してあった着物を着付ける場合、たたみジワや防虫剤の臭いを取るため、着付け前日に取り出し、ハンガーにかけておきましょう。着付けに必要な道具も前もって揃えておきましょう。
着付けに必要な道具、小物チェックリスト
振袖の着付けに必要な道具、小物
・振袖
・帯(名古屋帯/袋帯)
・長襦袢(半衿付き)/振袖用長襦袢
・帯締め
・帯揚げ
・重ね衿
・前板
・三重仮紐
・後板
・コーリンベルト(1~2本)
・帯枕
・腰紐(3~5本)
・衿芯
・肌着
・伊達締め(1~2本)
・タオル(3~4枚)
・ウエストベルト
・足袋
・草履
・バッグ
・髪飾り
訪問着の着付けに必要な小物、道具
・訪問着
・帯
・長襦袢(半衿付き)
・帯締め
・帯揚げ
・重ね衿
・前板
・コーリンベルト(1~2本)
・帯枕(お太鼓)
・腰紐(3~5本)
・衿芯
・肌着
・伊達締め(1~2本)
・タオル(4枚)
・ウエストベルト
・足袋
・草履
・バッグ
・髪飾り
留袖の着付けに必要な道具、小物
・留袖
・帯
・長襦袢(半衿付き)
・帯締め
・帯揚げ
・前板
・コーリンベルト(1~2本)
・帯枕(お太鼓)
・腰紐(3~5本)
・衿芯
・肌着
・末広
・伊達締め(1~2本)
・タオル(3~4枚)
・ウエストベルト
・足袋
・草履
・バッグ
・髪飾り
浴衣の着付けに必要な道具、小物
・浴衣
・半巾帯
・肌襦袢すそよけ
・前板
・腰紐(3本)
・伊達締め(1~2本)
・タオル(1~3枚)
・下駄
・バッグ
・髪飾り
着付けのポイントとは?
(1)着物と長襦袢の衿が耳下の位置でそろう(2)衿合わせは、のどのくぼみから指1本~2本のところでV字形にあわせる
(3)シワは脇に持って行き、身八ッ口から肌が見えないように
(4)帯〆は中心よりやや下め・右上がり
(5)おはしよりは帯の下線より5cm~6cm右上がり
(6)前幅は腰骨の位置
(7)着丈は足の甲にかかり裾つぼまり
(8)つま先は4cm~5cm右上がり
(9)衿の抜き加減は、こぶし半分程度
(10)ウエストより上の背縫いは背中心
(11)おはしよりはたれの下に入れる
(12)腰にたるみが無いように
(13)ウエストより下の背縫いは右よりでも良い
(14)着丈は畳すれすれに
着付け後のマナー
実際に着付けを終えて、着物で外出する際、気をつけたいマナーについてご紹介致します。
着物での立ち振る舞いを少しを気をつけるだけで美しく見えます。ぜひ参考にしてみてください!
着物での歩き方
猫背にならないよう、背筋をぴんと張り、小またで足をまっすぐ運ぶように歩いてみましょう。
バックは左手に持つようにして、右手は上前に置いて歩くと裾の乱れも防げます。
着物での座り方
袖の長い着物を着ている場合は袖が床につかないよう袖をもって座ります。袖は座った後、膝の上に重ねておきましょう。また椅子に座る際は帯が椅子の背に当たらないよう浅く座りましょう。こうすることで、帯の崩れやシワが入るコトを予防できます。着物を着ている際は足を組まないよう気をつけましょう。
車に乗る際はお尻から座り、最後に足を入れるようにしましょう。
着物での食事のマナー
たもとがテーブルのものに触れないよう片方の手で必ずたもとをおさえてテーブルのものをとりましょう。
この際、腕が見えすぎないように気をつけるとより美しく見えます。
着物を汚さないために気をつけたいコト
着物を着ている際はタバコ、喫煙は厳禁です!臭いがつくだけでなく、シミになる可能性やタバコの火が着物に落ちて焦げ跡がついてしまう、なんてこともあるかもしれません。着物を着ている時はタバコを我慢しましょう。
また着物を脱いだ後も汚れがついてないかしっかりチェックしましょう。なにもチェックしないまま保管してせっかくの着物が台無しになってしまわないようにしましょう。
チェックするポイントは肌が直接触れている襟や袖、後ろ身ごろは見えないところで壁や椅子などで汚れてしまってる可能性があります。必ずチェックするようにしましょう。洋服ならこれくらい大丈夫だろうと思う汚れでも着物にとっては大ダメージになるコトもあります。少しでも汚れを発見したら必ず、着物のクリーニングのできるお店に確認してみましょう。
いかがでしたか?着物の種類によって、必要になるものが変わってきますので注意が必要です。これから着付けをする予定のある方は事前準備のチェックリストとしてぜひ活用してください!