訪問着ってどんな着物?今さら他の人には聞けない訪問着の常識。


訪問着ってどんな着物?今さら他の人には聞けない訪問着の常識。
結婚式で、またパーティで、訪問着を着用している方、よく見受けられますよね。
大体の社交的場面で着用することができる着物として幅広く使用されている訪問着ですが、じゃあ訪問着ってどんな着物なの?と質問されると意外と答えられない方も多いのではないでしょうか?
今回は、そんな多用する機会の多い訪問着の特徴や、使うべきシーンについて、知っておきたい常識についてまとめてみました。
付け下げや色留袖との明確な違いなど、着物を着用する際に恥をかかないためにはっきりさせておきたい情報についても詳しく調べていますので、ぜひ参考にしてみてくださいね!

訪問着とは?

正装の一つであり、当初は背中・両袖の3カ所に家紋を入れる慣例であったが、次第に廃れて今では紋を入れないことも多い。
特徴として「絵羽」と言われる模様づけがある。これは最初に生地を採寸通りに裁断して仮縫いし、着物として仕立てた時点でおかしくならないよう絵を描いた後、再びほどいて染色作業をするもので、柄づけは、帯の上にも下にも柄があり、そのすべてが縫い目をまたいでつながるのが特徴、これが付け下げとの最大の違いである。(付け下げは、柄がつながらない)
用途として結婚式への出席(親族以外の場合)、茶事、パーティーなど、華やかな行事には大概対応できる。また、既婚者・独身者どちらでも着用してかまわない。
訪問着ウィキペディアより

訪問着の特徴って??

訪問着の明確な見た目の特徴はあるのでしょうか?
訪問着の特徴としては、模様が肩から胸や袖にかけて施されています。
これを絵羽模様と言い、ほとんどの場合が縫い目に関係なく一つの絵のようにつながっているのが特徴。
また、帯は袋帯が主で、長襦袢は訪問着との組み合わせをみて色物または白色のものを使用します。

訪問着の特徴って??

出典:http://www.kimono-oogiya.co.jp/index.php?QBlog-20130708-1
訪問着の特徴である絵羽模様。
絵羽模様の訪問着は、未仕立ての状態でも、このように着物の形に仮仕立された状態で販売されます。
絵羽模様=訪問着と考えてよいようです。

色留袖との違いは?

色留袖は、訪問着とは異なり上半身に模様が無いのが特徴。通常、訪問着は色留袖よりも格式が一つ下ですが、訪問着に紋をつけることで色留袖と同等の格式に。
しかし最近は、着る場所や用途を限定しないように紋をあえて入れないことが多くなっています。

 色留袖との違いは?
出典:https://kr-aki.co.jp/products/detail.php?product_id=3086
上記写真の着物は、上半身に柄がはいっていないため、色留袖と判断できますね。

付け下げとの違いは?

訪問着と付下げはどのような違いがあるのでしょうか。
訪問着は仮絵羽にした形、つまり着物の形になって衣桁にかかっていたり、たたまれていることが多いです。
それに対して付下げは反物のまま巻かれている場合が殆どです。まずここで見分けが出来ますね。
訪問着は着物の形をしていること、付下げは反物のままということです。
訪問着は着物を広げた時、一枚のキャンバスのように大きく図柄が構成されています。
つまり縫い目に関係なく構図がとられる場合がほとんどです。
一方、付下げは反物になっていますから、柄が縫い目にかからないように染めてあります。
柄は飛び柄であったり、小さくまとめられた柄が描かれていることが多いようです。大胆な裾模様にはなっていません。
ただし柄の位置が考えられていますので、仕立てれば柄は逆さにはならず、裾のあたり、袖、胸、肩など各要所に上手く出るようになっています。
使用すべきシーンとしては、訪問着は大きなパーティ、結婚式などに主に着て行きます。
一方、付下げは訪問着に比べてやや軽い格となるため、着る場所、機会も少し異なってきます。
付下げはパーティから小さな集まり、観劇など、訪問着を着て行っては少し大げさな時に着用するべきもので、わりと幅広い場面で着ることが出来ます。

付け下げとの違いは?

出典:http://homepage2.nifty.com/yamazen-kobayashi/tukesage.html
付け下げ=反物で違いを判断できます。

訪問着、どのようなシーンで着用すべき??

披露宴を始めとしたパーティに!

披露宴やパーティには上品で華やかな訪問着がぴったりです。
主役はもちろん花嫁ですが、参列者にも場を華やかにすることが求められます。
披露宴に何回か着る予定があるのであれば、華やかな訪問着を選択。

訪問着、どのようなシーンで着用すべき??

出典:http://366ayumi.com/3855
披露宴を始めとした結婚式には、鮮やかなものや大柄なものなど
着物も華やかなものが映えますね。

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七五三などの子供の行事に!

子供の行事に相応しい着物は、訪問着、付け下げ、色無地になります。
主役はあくまでも子供なので、母親は付き添いですので、少し控えめな装いが好まれるようです。
訪問着の場合も少し控えめな柄が向いています。
また、七五三は秋、入学式は春ですので、季節によらない柄を選んでおくと着まわしが効いて便利ですね。

七五三などの子供の行事に!

出典:http://geinou-ura.com/archives/7465
柄が控えめなら、比較的使い回しが効く上幅広い年代に着用頂けるため、重宝できますね。
カラーも水色と落ち着いており、控えめながらも使い回しが効く色味です。

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お茶会やちょっとした他家訪問に!

用途がお茶会などの場合、派手なものよりも品のある控えめなものがおすすめ。ちょっとした会や訪問であれば、訪問着だと格が高くなりすぎてしまうので、付け下げを着用したほうがベター。
付け下げは控えめなので、帯や小物を変えて子供の行事に着用することもできます。

お茶会やちょっとした他家訪問に!
出典:http://walin.jp/img/hathugama/hathugama2.jpg
柄が小さめの古典柄。
控えめなので、子供の行事や、帯を豪華にして披露宴にも!

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いかがでしたか?
訪問着の特徴や使うべきシーンがお分かりいただけたかと思います。
既婚未婚、また年代も問わない訪問着は、柄やカラーを上手に選べば用途も幅広く、末長く着用できる万能な着物かもしれませんね!
ぜひ、これから訪問着を選ぶ際の参考にしてみてくださいね。

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